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東京のある金融機関で始めたこと

2009年の1月、我々は不景気の影響でいくつかのプロジェクトを失いそうになっていました。私は頭がおかしくなりそうになり、旧リーマンブラザーズ(現野村證券)にいた友人Anirvan Mukherjeeを訪ね、この状況で何をすべきかと尋ねました。すると彼は、君はとにかくPCの修理ができるのだから、手頃な価格でそれを始めてみればいいのではないか、とアドバイスしてくれました。というのも、彼自身が、ちょうど自分のPCの修理で苦心していたからです。彼の助言にすがる他には選択肢が見当たりませんでしたので、私は市場調査のために、http://www.tokyopcrepair.com という、小さなウェブサイトと起ち上げてみました。そしてその翌日から、入手できたアドレスの誰彼かまわず全ての人に、無差別にメールを送り始めたのです。

その中の一通が、たまたま日本の金融機関の人事部のマネージャーの手元に行き渡りました。それが人事部からIT部門長に転送され、そこから私に、たった1台きりのPCの修理依頼の電話がかかってきました。私はストレートに、他にも何か仕事がないかと尋ねました。すると彼は、君はどれだけの知識があるのか、と聞いてきました。持ち合わせていたすべての資格と証書を示すと、彼は、2~3日ほど自分のオフィスに通って、うちのITシステムの状況の評価をして、業務効率アップとコストダウンのために何ができるかを提案してほしい、と依頼してきたのです。

そこで発見したこと

そういうわけで、私はそのオフィスに何日か居座り、ヘルプデスクの担当者がゴーストイメージを使ってPCビルドを行う時に、何をしているのかをじっくりと観察し、そこのCIO宛てに50項目にわたるレポートを作成しました。そこには1~2名の重要な役割を持つエンジニアがいましたが、彼らは今あるインフラストラクチャの機能を向上させるためよりも、トラブル対応のためにより長い時間を費やしていました。また、複数の日本語のアプリケーションソフトが使われていましたが、あまりに複雑すぎて、一番能力の高い技術者でさえも、適正なインストールを行うために、4~6時間もの時間がかかっていました。デバイスドライバも最新のものではなく、セキュリティパッチのインストールも、最長で3か月遅れの物を使用しているという状態でした。レポートを読んだCIOからの私に対する最初の依頼は、適正なWindows XPビルドを行ってほしい、というものでした。

我々が行ったこと

我々はその依頼を実行しました。そこで行ったunattend.txtと既存のMUIを使ったシングルコアビルドは、結果的に世界中のどのPCにも適用できるものとなりましたが、実は我々自身もそこまでの結果は予想していませんでした。まず、WinPEでハードディスクをクリーンアップし、2つのパーティションに区切り、一方をアクティブにしてOSのデプロイメントを行いました。顧客側の担当者達には、適正なドライバを必ず入手してほしいとだけ依頼しました。我々が使ったスクリプトは、このコアビルド自体が、ターゲットPCがラップトップなのかデスクトップなのかを切り分け、ラップトップの場合にはファイアウォールをインストールする、これを自動的に実行させるために作られました。

さらに我々は、すべてのPCのWindows XP SP2がSP3とそれ以降にリリースされるパッチを組み込むようにし、Office 2003がSP3上でも動作するようにも組み込みました。また、Oracle Clientや、 Adobe Reader、 Flash、Antivirusなど、ほぼすべての複雑なアプリケーションをパッケージングして、シングルクリックですべてのインストールがなされるようにもしました。

この金融機関が得たもの

現在この企業では、Windows XPとアプリケーション、サービスパックも含めたPCビルドを行うことができます。ユーザの席でヘルプデスクエンジニアの指示によって1枚のCDを一度クリックするだけで、既存のビルドPCとまったく同じ、スタンダードセットとしてのビルドPCを世界中の拠点で作ることができるのです。
今では、東京のオフィスのデスクトップでロンドンオフィスのアプリケーションの不具合のトラブルシューティングを行うこともできます。なぜならば、この企業では東京で我々が創造した環境を他国のオフィスにおいても再現することができるからです。
その理由としては、アプリケーションのパッケージングにより、ソフトウェアのインストールをするためのエンジニアを必要としなくなったことと、さらに、最も複雑であるとされるアプリケーションであっても、そのインストールに要する時間を3分以下に縮小することができたことがあげられます。

いかがでしょうか、もし上記と同じことを実現したいとお考えでしたら、是非とも、ご一報ください。メールでも、お電話でも結構です。お会いして、我々がお手伝いできることを話し合いましょう。もう、他社では、同様のことが行われているのですから。sales@hexcodetechnologies.com

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